皆さんこんにちは、お疲れ様です!
今日は 小さくても強く楽しく生き残る(4~6) について、税理士目線でお話しします。
個人事業主、1人社長、従業員3人以下の皆様に参考になればと思います。
4.人件費も固定費も身軽に経営が可能
身軽経営とは、固定資産・人件費・家賃等をできるだけ抑えて経営していくことです。貸借対照表の「固定資産」、損益計算書の「減価償却費」「給料」「法定福利費」「福利厚生費」「地代家賃」等をスッキリさせ、経営のリスクを最小限にしようってことですね。雇わない経営では元々社内人件費はかかりませんが、なんで資産も持たない方がいいの?という疑問がでてきそうですので説明します。それはずばり、無駄な固定資産等を手放し貸借対照表を小さくすることで、財務体質の改善や経営効率が高まるからです。貸借対照表の縮小については、長くなりますのでまた別の機会にアップします。近年、電通の本社ビル売却のように、大企業も資産や固定費をできる限り持たないようにしようと身軽経営への転換を進めています。「ひとり休んだだけでドタバタしてしまう」「固定費の支払で精一杯…」等の抱えるものが大きい身重経営は経営の危険サインです。固定資産も人も固定費もできるだけ持たない身軽な経営を心がけましょう。
5.低価格競争に巻き込まれない
従業員が少ない小さい企業ほど、低価格競争は危険です。でも大丈夫です、小さな会社ほど、「価格でお客さんを集めるのではなく、人(経営者)でお客さんを集められる」からです。私もこのHPに創業時の皆様のみ低価格で誘導していますが、その理由は単純に、開業したての税理士の私のことなど創業直後の皆様が知るはずがないからです笑。外に出て行って俺税理士なんだと営業をするのが苦痛なタイプなので、その時間とお金を使う分、創業時の資金繰りにお困りの方だけでも安く誘導して知ってもらおうと。ある程度の事業継続年数があり、さらに税理士変更の場合は、アピールしやすいのですが…開業直後の皆様は税理士をつけたこともありませんので、1年で私のキャラクターと仕事ぶりを見てもらうのが目的です。最初の面談時にこのようなお話は包み隠さずしますし、2年目になってもし嫌なら断られる、シンプルでいいです(^^)税理士に求められているのはどんな仕事なのか、どんな人に税理士を頼みたいか、日々精進するのみですね。とにかく少人数で低価格競争に参入しても「薄利少売」になるだけです、低価格競争に巻き込まれないことを意識して経営をしましょう。
6.小さな変化が大きな結果に
小さな変化が思いもなく大きな結果に繋がる機会は、小さな会社の方が多いと思います。例えば先程小さな会社は、経営者の皆様自身でお客さんを惹きつけれると言いましたが、自分のキャラクターを少し変えるだけで、ファンが増え売上増加に繋がったというのはよく聞く話しですね。つまり人柄も武器になるということです。経営がうまくいっていないかたは、商品やサービスだけを売るのでなく、「自分自身」をアピールしてみてください。それだけで劇的に変わったかたを何人も見てきました。また前回のブログでもお話したとおり、従業員が多い会社では従業員管理に相当の時間を費やすことになります。しかしひとりで会社を運営している場合、その時間を専門分野のスキルアップに充てることができます。どうしたら単価アップできるのか、から逆算してその貴重な時間を有効に過ごしましょう。最後に、事業変更やターゲット変更もすぐに対応できることも大きな武器です。皆さんも一時期タピオカ屋さんが流行ってその後その店舗がすっからかんになっていた光景をみたことがあるはずです。流行が終わってつぶれたと思ったかもしれませんが、短期間でとにかく稼いで流行が終わる前に計画的に撤退し、相当なキャッシュを手に入れた方もいらっしゃいます。時代の流れに柔軟に対応可能な点は大きな武器ですね!
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今回は前回に続き「小さくても強く楽しく生き残る」その2についてお話ししました。
次回は皆様大好きな【節税】についてお話ししようと思います!
またきてくださいね~(^^)